2020年3月よりスタートしたドコモ5Gですが、対応端末にWi-Fiルーターが1機種入っているのをご存知ですか?
ごりごりビジネス目的の人だけが買うものと思っているかもしれませんが、今回のWi-FiルーターWi-Fi STATION SH-52Aはみんなにめちゃくちゃおすすめなんです!
その理由をわかりやすく解説していきますね!
INDEX
5Gエリアでは超高速通信を供給可能!
ドコモでは5G対応端末としてスマートフォン6機種とWi-Fiルーター1機種が発表されています。
5Gエリアでの端末ごとの通信速度スペックを比べてみると以下になります。
機種名 | 通信速度(受信時最大) | 通信速度(送信時最大) |
Galaxy S20 5G SC-51A | 3.4Gbps | 182Mbps |
AQUOS R5G SH-51A | 3.4Gbps | 182Mbps |
LG V60 ThinQ 5G L-51A | 3.4Gbps | 182Mbps |
Xperia 1 II SO-51A | 3.4Gbps | 182Mbps |
Galaxy S20+ 5G SC-52A | 4.1Gbps | 480Mbps |
arrows 5G F-51A | 4.1Gbps | 480Mbps |
Wi-Fi STATION SH-52A | 4.1Gbps | 480Mbps |
赤文字を見るとわかりますが、5~6月以降発売予定の3機種のみ通信速度が大きいんです。
これら3機種のみドコモのHP等では以下のように注釈記載されていて、6月以降にこのスペックになる予定です。
5Gサービス提供開始当初は、受信時最大3.4Gbps/送信時最大182Mbpsのデータ通信サービスを提供します。2020年6月以降、受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsまで通信速度が向上します。
つまり他の5G端末に比べ赤文字3モデルはより速い通信速度という事になります。
さらに次の章で説明するWi-Fi6に対応している事が大きな速度の違いを生み出しますよ!
新規格Wi-Fi6に対応!テザリングを遥かに超える高速通信の理由解説!
今回のWi-Fi STATION SH-52AからWi-Fiの新規格としてWi-Fi6に対応しています。
皆さんはWi-Fi関連のスペックを見るとIEEE 802.11a等の表記を見た事があるでしょうか?
例えば最新5G対応スマホのSC-51Aでも「無線LAN」の欄に以下のようにスペック表記されています。
出展:ドコモ公式HP
このIEEE○○は以下のようなスペックを表しています。
Wi-Fi規格名 | 最大通信速度 | 周波数 | 新呼称 |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz 帯 | – |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz 帯 | – |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz 帯 | – |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz 帯 5GHz 帯 |
Wi-Fi 4 |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 2.4GHz 帯 | Wi-Fi 5 |
IEEE 802.11b | 9.6Gbps | 2.4GHz 帯 5GHz 帯 |
Wi-Fi 6 |
参照サイト:エレコム様 Hppy Wi-Fi Life
表の下に行く程カバーしている周波数帯が広くなったり、通信速度が上がって能力が向上しているのがわかります。
先ほどのSC-51AだとWi-Fi6まで受信できるスペックという意味です。
ところがこのSC-51Aでテザリングする場合のスペックは以下の表になるんです。
出展:ドコモ公式HP
最大でもIEEE 802.11nの2.4Ghz(Wi-Fi4)となりますので、最大速度は600Mbpsです。
最新スマホでもWi-Fiルータ代わりに使うとここまでの速度が限界という事です。
一方本家Wi-FiルーターであるWi-Fi STATION SH-52AはWi-Fi6まで対応しているので、5Gの特徴である高速通信4.1Gbpsをしっかりと受け渡す事ができるというわけです。
テザリングは便利ですが、本家Wi-Fiルーターとは速度の限界値が大きく異なる事がわかりましたね!
受信する側がWi-Fi6に対応していない場合でも、自動的に対応する規格に変更されるので、Wi-Fi4までしか対応していない機器でも安心して使う事ができます。
さらにはWi-Fi6は他の規格に比べ節電できるという特徴もあります。
現状Wi-Fi STATION SH-52Aの電池持ちに関するスペックは公開されていませんが、この点も期待ですね!
有線LAN接続も最強!無線より遥かに安心の有線LAN環境を装備!
基本的には無線接続より有線接続の方が電波の安定感があります。
理由としては指向性の有無と干渉物(邪魔物)の存在のせいです。
無線は接続端末(ターゲット)に向かってピンポイントに電波をだしているわけではなく、一定エリアに向かって電波を出しています。
このエリア内にはWi-Fi電波が移動するのに干渉して邪魔をしてしまう電波が飛んでいる可能性があります。
別のWi-Fi電波やBluetooth、電子レンジから出る電磁波なんかがそれにあたります。
一方有線では線を辿ってその端末だけにピンポイントで電波を渡しているので、道を遮るものがなく安定した通信ができます。
この理由によって速度も同じぐらいか無線の方が遅いケースがほとんどです。
今回のWi-Fi STATION SH-52Aでは有線による接続方法が2種類も装備されています。
有線LANとUSBケーブル A to Cです。
わかりやすく説明すると以下の図のようになります。
これによって高速で安定の有線接続ができますので、外出先や自宅でもがっつり使用する際に活躍しますよ!
5Gデータ端末の料金プランは?
5G対応データ端末の料金プランは以下3種類の選択肢があります。
5Gギガホ
5Gギガライト
(2台目として)5Gデータプラス
5Gデータプラスは1台目にドコモの端末を持っている人が2台目として契約する場合のみ選べます。
5Gギガホ/5Gギガライトはドコモを一切持っていない人、もしくはWi-Fiルータのみで契約したい人向けのプランです。
選択肢1:5Gギガホの料金プラン簡易解説
通常100GBまで(キャンペーン期間中はデータ量無制限)を7650円/月で使用できるプランです。
基本的にスマートフォンの料金プランと同じく上記料金から以下の割引を受けた料金になります。
- dカードお支払割(-170円/月)
- みんなドコモ割(最大-1000円/月)
- 最大6か月間のみの5Gギガホ割(-1000円/月)
詳細はドコモHPにてご確認下さい。
選択肢2:5Gギガライトの料金プラン簡易解説
たくさんデータ量を使用しない人向けの、データ量を使った分だけ階段状に料金が増加するプランです。
このプランはWi-Fiルータのユーザーには選ばれる人は少ないかもしれません。
こちらも詳細はドコモHPにてご確認下さい。
選択肢3:5Gデータプラスの料金解説
最もよく選ばれるプランがこちらになると思います。
1台目のペアとしてWi-Fiルータを設定し、1000円/月のみでデータ量をシェアできるプランです。
例えば1台目が5Gギガホを契約しているスマホであれば1台目の料金+1000円という事になります。
5Gデータプラスを含んだ料金シミュレーション及び割引シミュレーション例
以下のような4人家族の端末所持環境だとします。
家 | 父 | 母 | 息子 | 祖母 | |
所持端末1台目 | ドコモ光 | ドコモ スマートフォン(4G) | ドコモ スマートフォン(5G) | ドコモキッズケータイ | ドコモ ケータイ |
所持端末2台目 | ドコモ Wi-Fi STATION SH-52A |
– | 通信なしWi-Fi専用 タブレット |
– | |
プラン | 1ギガ タイプA | ギガホ(4G) 5Gデータプラス |
5Gギガホ | キッズケータイプラン | カケホーダイプラン |
みんなドコモ割 カウント対象 |
– | ○ × |
○ | × | ○ |
みんなドコモ割 割引額 |
– | -1000円 × |
-1000円 | × | × |
ドコモ光セット割 | – | -1000円 × |
-1000円 | × | × |
このような割引環境で父母にそれぞれ5分通話無料のオプションとdカードお支払割を適用させた場合、それぞれの料金は以下のようになります。
端末 | プラン | ベース料金 | 音声オプション | dカードお支払割 | みんなドコモ割 | ドコモ光割 | 合計 |
父:4Gスマホ | ギガホ(4G),5分通話無料 | 7150円 | 700円 | -170円 | -1000円 | -1000円 | 5680円 |
父:5Gデータ端末 | 5Gデータプラス | 1000円 | – | – | – | – | 1000円 |
母:5Gスマホ | 5Gギガホ,5分通話無料 | 7650円 | 700円 | -170円 | -1000円 | -1000円 | 6180円 |
息子:キッズケータイ | キッズケータイプラン | 500円 | – | – | – | – | 500円 |
祖母:ドコモ ケータイ | カケホーダイプラン | 1370円 | – | -170円 | – | – | 1200円 |
この合計額に、父にはギガホ割最大6か月-1000円、母には5Gギガホ割最大6か月-1000円と5Gギガホ音声割最大12か月-700円の割引がつくイメージです。
5Gデータプラスはギガホ(4G)の2台目に設定できる?今がチャンスの大容量キャンペーンについて!
今回おすすめしているWi-Fi STATION SH-52Aは高速で有線接続も得意でめちゃくちゃ使える端末なんですが、データ使用量はどうかという点が気になりますね!
前提としてこのWi-Fi STATION SH-52Aは2台目としてデータプラスで契約する場合、1台目が4Gでもシェア契約できちゃいます。
その際に使用できるデータ量は以下になります。
1台目プラン | データ使用量(通常時) | キャンペーン適用時(キャンペーン名) |
ギガホ(4G) | 30GB | 60GB(ギガホ増量キャンペーン) |
5Gギガホ | 100GB | 無制限(データ量無制限キャンペーン) |
このキャンペーンはどちらも「終了時期未定」になっているので、しばらくの間この超大容量で使用できるという事です。
1台目スマホがどちらのプランでも大容量で使用できるし、Wi-Fi STATION SH-52Aを1台目とする契約でも通常時より多くのデータ量が使用できるので、今はWi-Fiルータ契約はとってもお得なんですよ!