前編の続きです。
イングランドプレミアリーグを見るようになった僕は、サッカーというスポーツがとても頭を使うスポーツである事に気付きました。中学時代にコーチに言われて全く理解できなかった指示内容を大学生の時に理解したのです。
中学生の時なんてこんな感じでした。
「くさび入れろ!」→なんの目的で?とはならないままに言われるままやって「良いくさびだった!」→どこが?ってならない。
中学生の時に気づいていればもっとサッカー楽しかっただろうなって後悔しています。
周りに聞くと僕以外にも、練習中の指示の内容の意図がわかっていなかったという経験してる人って結構多くて、もったいないなって思いました。海外サッカーのスピード感とかパワーとかスター選手に注目するのではなく、どんなプレイに拍手され、ブーイングされるかに注目してみると、価値観ががらっと変わります。
FIFAクラブワールドカップ2011でのエピソード
世界一のクラブチームを決める日本で行われた大会で、
決勝戦がスペインのバルセロナとブラジルのサントスなんですが、その時のスポーツライター小澤一郎氏のコメントです。
「スペインでも日本で制作された放送が配信され、かなりの文句が出ていました。特に問題なのは、『引きの画』(俯瞰の映像)が少ないことです。日本での映像はボール保持者とその周辺のアップばかりで全体像を見渡せず、バルセロナの本当にすごい部分であり、サッカーをやる子供にとって本当に必要な『ボールがない所での動き』がほとんど映りません。
ただ、個人的には日本のテレビ局の番組制作やカメラワークに文句を言った所で、なかなか簡単には変わらないと思っています。我々メディアの人間を含め、気づいた人たちが身近なところから変えていくしかないでしょう。」
これ結構恐ろしいコメントだなと思いました。世界一のレベルを見るのって現地に行くのは誰でもできることじゃなくて、やっぱりTVが身近だと思うんですね。
でもまずカメラや編集のレベルにも世界との差があって、その差があるうちは本当の世界との差を見ることもできないんですよね。
小澤氏のコメントに勝手に赤字にさせて頂きましたが、見て学ぶためには日本サッカーは残念ながら不十分で、カメラだけでなく、チームとしてのサッカー理解度も全然違うので海外サッカーを見るべきだと思います。
海外サッカーみて勉強して、サッカーをもっと面白くさせて、サッカー人口も増えて、将来的には国レベルで強くするという事につなげる必要があると思います。
固い言葉を選びましたが、海外サッカーの方が何倍もわくわくするし、何倍も面白いし、バスケットのNBAみたいに真似できないプレーばかりじゃない、日本人みたいな人種こそいろんな国の技を盗むべきと思います。
それでは(^^)/