2021年10月7日の報道発表で「エコノミー」と名前だけ明かされていた低容量向けプランの全貌が明らかになりました。
内容としてはドコモの回線を利用したMVNOと連携を行うというモノで、今回は詳しく解説していきたいと思います。
実際どうなの?というご質問もよく頂きますのでそのメリットデメリットや仕組みを分析してきましょう!
INDEX
ドコモのエコノミーMVNOとは何か?
ドコモ公式の報道発表資料によるとドコモのエコノミーMVNOの定義は以下のようになっています。
ドコモとの連携について合意し、以下の特徴や機能をもった料金サービスを提供するMVNOです。
- 低廉で小容量の料金プランを提供
- マイページへのアクセスやサービス認証等にdアカウントをメインで使用
- dポイントクラブ加盟店となり、通信料、サービス利用に対してdポイントを付与
- 通信料金へのdポイントの充当が可能
わかるようなわからないような説明ですね。
個人的には以下の特徴を持ったMVNOの契約申込がドコモショップでできるという捉え方でいいと思います。
ドコモショップで新規・MNP・故障受付ができる
ドコモショップでサービスを受ける事ができる
dポイント連携ができる
それでは1つ1つ解説していきます。
ドコモショップで新規・MNP・故障受付ができる
文字通りドコモショップでMVNOの新規契約(MNPも)ができるという意味になります。
MVNOに興味があったけど、大丈夫なの?という気持ちだった方には、
ショップの対面接客にて疑問を解決してから納得した状態で契約する事ができるようになりました。
使い始めてからも故障受付が店頭でできるのも安心ですよね!
ドコモショップでサービスを受ける事ができる
ドコモショップで購入した端末の初期設定サポートやSIMカードの開通、ドコモスマートフォン教室の受講等もできますよ!
3GB未満の低容量ユーザーにかなり手が届きやすくなったMVNO(格安SIM)と言えますね!
dポイント連携ができる
エコノミーMVNOで使った月々の料金に対してdポイントがたまり、通信料をdポイントで支払う事も可能です。
さらに、各社のエコノミーMVNOのマイページへのログインもdアカウントで入る事ができるのも便利ですよね!
もちろんバーコード決済等も普通にできますので、d払いの利用も可能ですし、
日々の消費行動をdポイントにまとめていく事ができるんです!
ポイントをまとめると貯まって便利なので、そういった解説は以下にありますよ!
契約先はドコモになるの?ファミリー割引やみんなドコモ割のカウント、継続年数はどうなるの?キャリアメールは?
ドコモのエコノミーMVNOはドコモショップで契約する事ができますが、契約する会社はMVNO事業者となります。
ですので、ドコモユーザーの場合でもドコモのエコノミーMVNOに契約する場合、機種変更ではなくMNPもしくは新規扱いになります。
ファミリー割引グループから外れたり、みんなドコモ割のカウント対象から外れ、ドコモ継続年数もストップしてしまう点はご注意下さい。
@docomoでのキャリアメール、いわゆるドコモメールだけは最近有料で持ち運びサービスがスタートしましたので、
そちらを利用する事で継続して同じメールアドレスの使用が可能です。
通信品質はどうなの?
MVNOとは言え基本的にドコモの通信を使用しているので、速度はMVNOで混雑時間は遅くなる事もありますが、
つながりやすさはドコモと同等です。
OCNモバイルに変えて3日経過
電波いい 価格いい— つる (@kooooogle77) December 17, 2021
現状申し込めるMVNO事業者は2社
現状ドコモのエコノミーとして取扱できるのが以下の2社です。
OCNモバイルONE 提供:NTTコミュニケーションズ
TONEモバイル 提供:フリービット
それぞれの特徴と料金を見ていきましょう。
OCNモバイルONEについて
OCNはドコモのグループ会社であるNTTコミュニケーションズが提供しているサービスで、
通話価格や電波の安定度には定評があります。
核になってくる低容量プランとしては550円/月の500MB/月の新コースというプランです。
新コースのスペックは以下の表のようになります。
プラン名 | 500MB/月コース |
データ容量 | 500MB |
無料通話 | OCNでんわで10分相当が無料 |
電話料金 | 11円/30秒 |
※通信可能容量(0.5GB)を超えた場合、通信速度が送受信時最大200kbpsになります。
別途容量追加オプションをOCN モバイル ONEアプリ経由で申し込めば1GBが550円で追加できます。
追加して残った容量は3か月繰り越しする事ができるので、普段超えないけど今月たまたま…という方には使いやすい追加システムですね!
通話に関してはメガキャリアによくある5分以内通話無料のタイプではなく、10分相当(額)の割引がもらえるという事になっています。
11円/30秒の料金体系の中で毎月最大220円を割引できるという事を「相当」と表現しています。
別で以下の様な通話オプションもありますよ。
- 10分かけ放題 月額935円
- トップ3かけ放題 月額935円(税込)
- 完全かけ放題 月額1,430円(税込)
1つ目2つ目のオプションはメガキャリアとはまた異なるので、自分にフィットする可能性があれば電話代を安く抑える事ができますね!
OCNモバイルONEだけの特徴で言えば、ミュージックカウントフリーも個性的です。
amazon musicやspotify,dヒッツ等の有力な音楽ストリーミングサービスを(申込必要)無料で、データ通信利用容量の対象外とするサービスです。
※各ストリーミングサービスの使用料は別途必要です。月々のデータ量にカウントしない事だけ無料という意味です。
低容量ながら外で音楽を聴く事は我慢する必要がないのはとっても良いサービスですよね!
詳しくは以下へ
TONEモバイルについて
TONEモバイルは12/22にフリービットが提供開始するMVNOで、
OCNモバイルONEとは全く別のニーズを狙ったプラン構成になっています。
ドコモショップで申し込む場合はiPhoneでしか使えないプラン1種類しかないのでご注意下さい。
具体的には以下の使い方にぴったりなプランだと思います。
外では動画を見ないんだけど、比較的データ容量気にせず使って欲しい
お子様に持たせる上で管理したい
お下がりiPhoneを子供に持たて端末代を浮かせたい
プランは1つだけ(TONE for iPhone )なので具体的に見ていきましょう。
これに4種類のオプションをつけるかつけないか選ぶだけです。
注目のオプション➀電話かけ放題オプション 770円(税込)
5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になるオプションサービスです。
よくある時間無制限のかけ放題オプションと言う物は存在しないので注意して下さい。
オプション➁:TONEファミリー 308円(税込)
家族が今どこにいるかといった位置情報を保護者が閲覧管理 したり
子どもの閲覧できるサイトを制限できたりするオプションサービスです。
TONE for iPhoneではインターネットの使用だけだと特にデータ容量の制限がありません。
もし動画視聴を行いたい場合はWi-Fiに接続するか別途動画チケット1GBにつき330円(税込)を購入するという形になります。
さらにはTONEファミリーの契約によってお子様の位置情報や閲覧サイトの制限ができるだけでなく、
プラン内容によって外で動画等データ容量を使い過ぎるという事がありません。
お子様がデータ容量使い過ぎて後から高額請求という事もないですし、
スマホを使い過ぎる事もある程度防げるように設計されているんですよね!
CMの坂口健太郎さんもおっしゃっていますが、塾に通い始めた親御さん等は是非ドコモショップでお話を聞きに来てくださいね!
通話料は以下のようになっていてTONE IP電話というIP電話を活用すると電話代を安く抑えられますよ。
TONE IP電話については以下を参照ください。
TONE for iPhoneの詳しい内容はTONEモバイル公式サイトもチェックして下さいね!
ドコモのエコノミーMVNOの注意点
当たり前かもしれませんが、現状ドコモのエコノミーMVNOはドコモオンラインショップでは取扱しておりません。
なので、オンラインショップから申し込む事はできません。
そもそものコンセプトがショップのサポートを必要としている方向けなので、その必要のない方は通常のMVNOを選んだり、
ahamoを選んだり自分でできるでしょうという考え方です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
MVNOってどれも同じじゃないの?と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、お下がりiPhoneを子供に持たせる事に向いているTONEモバイル、
通話料を安くしつつ外ではネットと音楽という使い方で安くできるOCNモバイルはどちらも個性的で、人によっては一番向いている事もありますよね。
どのプランが向いているのかをお選びするお手伝いができますので是非ドコモショップへ料金相談にいらして下さいね!
その際は順番予約をお忘れなく!