料理できるようになれたら良いなと思っていて、ふと料理教室体験に行った際のお話です。
僕は料理全然しないので、全くできないのですが、できたらいいなと思うものの一つにはあったので、先日料理教室に行ってみました。ネットで調べてたまたま出てきたキッチンソムリエさんが良い雰囲気に見えたのでそこに行くことにしました。
僕みたいなど素人向けって感じで、これならいけるかなと思えました。
とりあえず電話してみて、本当に料理しない人でも大丈夫か確認してみても、大丈夫と言われたので、予約しました。行く前は女の人ばっかりで入りづらい感じかと不安もあったのですが、いざ行ってみると、先生も生徒も全然そうでもない若い人ばかりでした。僕が行ったのは基礎ファーストクラスの1つだし巻き玉子・手まり寿司・赤だしのレッスンです。
受付につくと若い女の人に体験で予約しましたと伝えると、体験料の千円だけ払ってロッカーのカギを渡されます。カバンと靴をロッカーにいれ、スリッパに履き替えて部屋に案内されます。
部屋には4人掛けのテーブルに、名札・エプロン・タオル・レシピが用意されていました。僕の名前が書いてある名札の前の席に座りました。
やっぱりこういうところってチームプレーであるが故に、足ひっぱったりしたら気まずいので、とりあえずレシピに目を通してみましたが、料理の基本も知らない僕なので当然半分も理解できませんし、覚えられないです(笑)
他の生徒さんも来だして、みなさん無言でレシピに目を通しています。僕と同じか少し年下ぐらいの雰囲気の女性3人です。やばいかなーと思ってたら、30半ばぐらいの女性の先生がやって来ました。
※登場人物:スミチェフ・カワハラさん・ネギの人・看護師・先生
レシピを見ながらレッスンの説明を始めました。体験は僕だけだったのですが、要所要所で僕にフォローをくれて、とても気を使って頂けました。設備の使い方やタオルの使い道と装備の仕方、手の洗い方なども1から教えてくれます。イメージより全然せかせかしてなかったです。
レシピの説明が終わり、厨房に移動です。
厨房に入ると、食材が適度に準備してあり、最初は巻き寿司に振りかける用の大葉の千切りからです。もちろん僕はどう切るかわかってませんが、こちらから質問するより先に先生からこう包丁を持ってこう切るというのを教えてもらえます。大葉は半分に切って、くるくる巻いて細長い状態にしてからビシバシ切っていきます。
こんな感じです。
そして次にネギを切ります。とにかく薄く切ります。※どんな感じかもう忘れました😱
これで野菜切るの全部終わりです。はやっ(笑)
次は手まり寿司用のすし飯づくりです。そんなの手作りすんのかと思いましたが、あついごはんに酢やらを入れて混ぜます。ポイントは熱い時にしゃもじで混ぜてそのごはんの重たさの感触を覚え、重たくなったら混ぜるのをやめて冷ますことだったかと思います。※すいません、忘れました(笑)
このへんでお分かりかと思いますが、レシピってそんなに細かく書いてくれてなくて、生徒さんは先生の言った書いてないポイントをかなりメモしてました。僕は筆記具をさっきの部屋に忘れるっていう凡ミスをしてる為、要所要所忘れてます。。。メモは大事ですねΣ(・□・;)
続いて赤だし用のしじみの準備です。
しじみの砂出しと呼ばれる工程ですが、貝の砂出しは本来の生息域に合わせた水につけるのが基本で、
しじみは川に生息するので真水につけておくと砂を出してくれます。あさりは海に生息するので、塩水につけると砂を出してくれます。
そして貝の殻の洗い方は貝同士をこすりつけあって洗うのが良いとのこと。※このへんはなるほど感が大きくて覚えてました!
こういう一つ一つの作業をわざわざ先生がまんべんなく指名して作業させることで、スムーズかつ全員での進行を行ってくれます。殻を洗って昆布だしをとっているだし汁に投入ししばらく火にかけます。
出汁というのは動物性と植物性を混ぜて使うことで何倍も旨みが増すようにできており、昆布やシイタケといった植物性の出汁に、かつお・しじみ・あさり・かになどの動物性の出汁を混ぜるのが良いそうです。
かつお&しじみ等といった動物&動物で使うと味がけんかしてよくないそうです。
今回は昆布&しじみのコンボです。赤味噌と合わせておきます。
すし飯が冷めてきたので、手まりしていきます。マグロ・サーモン・エビは切ってあるのが準備されていたので、これらのネタをラップの上に乗せ、わさびを乗せてから一口サイズのごはんを乗せて、ラップを上でくりくりっとします。全然わからないと思うので画像です。
ラップでくるりん、手まり寿司♡ pic.twitter.com/7NhEl6s1w6
— Jasmine fragrance (@J_grandiflorum) March 3, 2020
次巻き寿司です。のりの上にごはんを敷き詰め、切っていた大葉とゴマを振りかけます。基本僕は一番重点的に教えてはもらってたのですが、となりの若い主婦みたいな方が間違えてネギ振りかけていて、それでは苦くなってしまいますので、がんばって取りましょうと先生とその方で頑張ってネギを取り除いていて、頑張って切ったネギの薄さが命取りになって大変そうな光景に若干吹き出しそうになりました(≧◇≦)
巻き寿司の具はレタスときゅうりと謎のマヨネーズとカニカマを挟みました。巻くつなぎ目付近にごはんを詰めないことがポイントだそうです。
その飾り付けたのりを巻き簾(まきす)の上に乗せてぐっと巻きます。具がこぼれないで中に巻き込まれるように抑えながら巻くだけで、結構簡単でした。巻いてからきゅっと締めて、少しだけ時間置いてから切ると完成です。
次はだし巻きです。
やっと料理って感じの来ました。だしと玉子と塩とかをまぜるときはだしに調味料全部混ぜ込んだものを玉子とまぜると良いそうです。
で、そのとき汁を出し巻き用フライパンで焼いていきます。
ここでコンロが2つしかないので、2人1組で出し巻きつくるチームを言い渡されました。チームで2回か3回づつぐらい交互に巻いていこうという事なのですが、最大のピンチ来ました!
僕特に器用でもないのですが、ひっくり返すの失敗したら相棒の女性(カワハラさんという方)に超申し訳ないことになってしまいます。しかも先どうぞと言われてしまいました。僕も男です!ようしやりましょう!
まず油をひいてとき汁を箸につけてフライパンに落として温度を確かめ、ジュってなったらGOサインです。とき汁をフライパン全体に薄くひき、周囲がフライパンにくっつかないようにして、1/3をひっくり返し、さらに1/3をひっくり返していわゆる3つ折りをつくる。瞬間的にイメトレをしたうえで臨みます。
「ふんっ」
玉子はちょっとだけ上にあがり、元いた場所に戻ります。
そらそうか。回転させてないもんな。。ヘラがあるので、差し込んで、フライパンを持ち上げたときに回転させてくださいとのアドバイスをもらいました。再度挑戦です。
「ふんっ」
おっけっこうふつうに思ってる感じでできた!さらに1/3をひっくり返すのも問題なくできて選手交代です。ふーピンチは切り抜けた。ひっくり返す時に火を弱くすることで、焦げるかもという心理を減らして臨んだのも良かったのかもしれません。
カワハラさんはさらっとひっくり返すことに成功し、また選手交代です。僕たちの出し巻きは先生が見本見せる為に1周焼いていたので、僕の分で玉子使い切れそうだったので、相棒に確認をとってから全部流し込みました。
さーもう1回勝負の時が来たなと思っていたその時です。先生から一言
「出し巻きは最後の1巻きが綺麗にできれば、序盤綺麗じゃなくても大丈夫なので最後が一番大事ですよ」
なんでプレッシャーのレベルあげてきたんやΣ(・□・;)
まぁまぁそう思いながら最後の1巻きもひっくり返せて完成です。
出し巻きを包丁で切って、盛り付けを行い、巻き寿司も巻き簾から外して切っていきます。
ここでネギ振りかけた人がまたしても珍プレーです。
包丁で手を切るっていうまさかの漫画みたいな展開。。ぱかっと切れてしまったようで、なかなか血が止まりません。
先生も処置に慣れていない様子だったのですが、ネギの人の相棒の生徒が、絆創膏と輪ゴム持ってきてくださいと先生に伝え、慣れた手つきでティッシュで切り口を抑えながら、その指の根元に輪ゴムをまきつけて圧迫させて止血していきます。※後で聞いた話だとネギの相棒は看護師でした。
止血させてる関係で、ネギの人の仕上げは先生と僕がやることになりました。
赤だしを盛り付ける段階でやっと最初に薄く切ったネギを振りかけて完成です。
お皿に盛り付けをして、飲み水を用意して全て完了です。
仕上がりこんな感じです。
で、最初の部屋に戻って食べます。
ネギの指切った人はまだ痛むのか落ち着かなさそうにしてました。
ここでようやく生徒同士で会話をし始めます。
料理教室に入ったきっかけやら、時間帯ごとの生徒の傾向やらを教えてもらいました。先生もフレンドリーですし、生徒ものんびり系が多かったので、居心地は悪くなかったです。
最後に今日のおさらいを先生がお話しされ、食器を洗って直したら終了です。ここの料理教室では、作ったレシピを家で作ってみて、その写真を見せるとポイントがたまり、10ポイントとか貯めると調理器具がもらえるという仕組みで、復習を促していました。その後入会しないかというセールストークを聞いてから帰りました。
初めての料理教室でしたが、とても楽しかったです。料理できるようになれたらいいなと改めて思いました。
それでは(^^)/