tax freeとduty freeとは?海外ブランドを世界一安く買う方法

こんにちは。

今回のテーマは、意外とみんな中身詳しく知らないんじゃないかと思ったやつです。僕は割とわかってない方の人間だったので、この際ちゃんと知ろうと思って、観光庁・大阪税務署・大阪税関の3か所に問い合わせをし、教えてもらった内容を記載していきます。

【輸入に関する基本】

ここではイギリス発祥のブランドBlitish sumicechという架空のカバンメーカーを例に書いていきます。通常Blitish sumicech大阪店で売られているカバンというのは、現地販売税抜き価格で日本に輸入したカバンに日本の関税輸入コストおよび店舗人件費やら店舗運営費を含めたものを仕入れ値にして売価設定をします。その売価設定したものに消費税を加えた税込価格で購入できるようになっています。何を言ってるかわかりにくいので図にしました。

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【tax freeとは】

外国人が購入し、購入した国でなく自国へ持ち帰って使用・消費する為に、購入した国での消費税は取りませんよという仕組みです。考え方としては観光客の旅行先でのお買い物を増やそうという施策です。当然僕がイギリスに行ってイギリスで消費しないから消費税免除してっていう言い分ですので、購入物はイギリスを出るまで消費してはいけません。覚えやすい方でかまいませんが、仮にもし未使用しばりがないと、例えばBlitish sumicechアメリカ店でtax freeで買った液体系のもの(香水とか)をアメリカの誰かに半分だけ詰め替えてっていうのをかき集めて、詰め替え用を作って転売したらちょっと商売になるだろというような事もできてしまいそうです。※わかりやすく例えれてない気がします。。

【duty freeとは】

空港の税関の外側はどこの国の中でもないと考え、通常輸入する時にかかる関税はかからないという考え方と、上記の消費税もそもそもどこの国でもないから発生しないという考え方をMIXさせて、結果、関税&消費税なしという仕組みになります。

上記の関税と消費税は購入した国ではかかりませんよという考え方です。日本に持ち帰るとどうなるのかというと、日本の税関が免税範囲内なら日本でも関税および消費税はかかりません。持ち帰る商品の種類に合わせて、消費税だけかかったり、関税と消費税両方かかったりします。詳しい免税範囲以上の購入物に対する日本の税金の計算は説明長くなるので税関HPをご覧ください。

だいたい賢く買い物する人は日本の免税範囲内で買うので、免税範囲を詳しく知っておくのが良いと思いますので、ここではそのまま税関のHPの表を貼り付けておきます。

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酒・タバコ・香水でなければその他だけ見ればよくて、結局1の20万円以下と、3の1種1万円以下を覚えておけばいいですね。

なぜかというと、あくまで個人使用の為の施策であり、これで商売して儲けようみたいなことにさせないようにする為です。

【それぞれどこにあるのか】

tax freeショップは消費税ないだけ(消費しないお約束)なので、町中にちょこちょこあります。一方duty freeはどこの国でもない場所で関税&消費税なしで買うので、基本空港の中の税関の先だけです。どっちだっけってなっても、内容わかっていれば自動的に思い出せますね。

【tax freeの税金の引き方の種類】

tax freeショップは2種類の消費税の引き方があって、1つは店舗でそのまま消費税なしで購入できるパターンです。もう一つは店舗では消費税ありで買いつつ、出国する空港で消費税分をバックしてもらうパターンです。このバックするパターンをtax refundと言います。

【tax refundの方法と考察】

結構色んなサイトにどうやるのか書いてありますが、なんでそうなるのかというところにフォーカスしてるところがあまり見当たらないのでそこを深堀りしていきます。

まずtax refundの方法ですが、

①購入した店でrefund sheatを作成してもらう→tax freeできる店であれば、tax free pleaseとか言えばやってくれます。

②出国する前にrefund counterに行く(空港だけでなく、なぜか町中の銀行みたいなところでできるとこもあります)

③refund counterにrefund sheat/未使用のままの購入商品/購入時のレシート/パスポート/航空券を見せる

※refund sheatにはrefund受け取り方法選択欄があって、その場で現金・クレジットカードへの後日入金を選ぶのと、例えば僕だったらアメリカいったときはアメリカ$と日本円を選ぶこともできます。

このrefund counterが空港の出国ゲートの内側に存在する場合があるのが要注意です。つまり、スーツケースを航空会社に預けた後に、購入商品を見せろと言われる場合があります。refundを受ける購入物は手荷物にするというのが基本になっています。こういうのって丸暗記じゃなく原理を理解しないと間違えちゃうと思います。ここで僕がちょっと気になったことですが、

未使用ってどんなレベルだろう?( 一一)

買ってすぐ使いたくなるやつとかありますよね?例えば僕だったらサッカーチームのユニフォームをスタジアム横のショップで買ってtax freeになってることがほとんどなので、当然申し込みます。で、その日試合見るときに着ようかななんて思ってもrefundの未使用しばりがあるので着れません。なんで?ってなりました。

これは半分正解で半分間違いでした。正確には商品群によって未使用のルールが異なります。消耗品の場合、透明な専用の包装に入れられ、未使用であることを証明できるようにしないといけないが、服とかは着てもいいそうです。きちんと持って国外に出ればOKということだそうですので、ユニフォームは着ても大丈夫です。※これも国によってルールが異なりますが。

【おさらい】

tax free=買った国では消費しないから買った国の消費税がかからない

duty free=空港の中の税関の先はどこの国でもないから、どこの国の関税も消費税もかからない

【日本の免税について】

日本は恐らく世界一免税範囲が高い国(旅行先で買い物してもいい額が多い)だそうです。20万円分というのも、酒3本というのも多いらしいです。次に中国も免税範囲が多いので爆買いの要因の一つにもなっています。理由を税関の人に聞いてみると、日本人は旅行先で買い物することが好きらしくて、逆にアメリカ人とかはあんまり買って帰らないらしいです。

日本のtax refund counterは超空いていて良いらしいです。というのも未使用かどうかを購入物とレシート付け合わせてチェックしない珍しい国で、一人当たりの対応所要時間が極端に短いからなんです。逆に海外では購入物1つ1つチェックする為長蛇の列ができ、なんだったら搭乗時間までに終わらずに諦める人が出るぐらいだそうです。ただこのチェックに関しては国ごとに違うだけでなく、空港ごとに精度が異なり、ポストにtax refund sheat入れといてねと無人の空港があったり、商品全くノーチェックの空港があったりします。僕が先日利用したマンチェスター空港では有人&ノーチェックタイプでした。

【例題:世界一安く海外ブランド品を購入する方法、世界一高く買う方法】

設定=blitish sumicechのカバン売価を10000円とする

○イギリスの普通の店で買う→10,000円+消費税20%(2000円)=12000円

○イギリスのtax freeで買う→10,000円!

○イギリスのduty free→自国生産品は基本取り扱いなし

○アメリカのtax freeで買う→10,000円+関税7%(700円)+イギリスからの送料(1000円)=11700円

○アメリカのふつうの店で買う→10,000円+関税7%(700円)+イギリスからの送料(1000円)+日本で言う消費税に当たる州税7%(700円)=12400円

○アメリカのduty freeで買う→10,000円+イギリスからの送料(500円)=10500円

○日本のblitish sumicech大阪店で買う(免税ではない)→10,000円+関税7%(700円)+イギリスからの送料(1000円)+消費税8%(800円)=12500円!

○日本のduty freeで買う→日本人は買えません

要するにBlitish sumicechを世界一安く買う方法はイングランド(生産国)のtax freeショップで日本の免税範囲内で買うこと、そして世界一高いのは日本のお店で買う一般的に正解です。

※上記の数字は例であってまったく正確ではありませんが、何の種類のお金がかかってくるのかを分かりやすくする為あえて数字を設定しています。

長くなってしまい、赤文字だらけですが、今回僕はとても勉強になったなぁと思ったので、みなさんも参考にして頂けたらいいなと思います。

それでは(^^)/

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