こんにちわ
今日は、会社を辞める時の退職金について書きます。
というのが、給料のことってタブー視されてると感じるところがあるので、僕みたいな立場の人間が書いといた方がよいかなと思ったので。
まず、下記3点が労働基準法的な基本知識です。
○退職金支給はマストではなく、払う払わないは会社の自由
※就業規則に退職金の記載がある場合は必ず支払わないといけない。
○通常5年以内に会社に退職金を請求しなければ時効
○成績が悪いとか、会社に損害を与えた等があっても退職金の減額というのはできない。
※仮にそういう場合、会社側は退職金をきちんと支払ったうえで、別途個人に損害賠償請求を行うというのがきちんとした流れです。
退職金というのは、大きく分けると下記の3種類が一般的です。
①現金で積み立てる
給料の一部を退職金として積み立てておき、退職する際に支給される
②養老保険に入る
外部会社(かんぽ生命など)で、貯蓄型の生命保険に法人として加入し、満期保険金を従業員の退職金の準備金にすること
③中小企業退職金共済(通称:中退共)にする
中退共本部に掛金を積立て、退職すると退職金を代理支払いしてもらう
僕の働いていた会社は、中退共を採用していましたので、
今回はそちらについてご説明させて頂きます。
で、中退共の退職金をもらう流れがこんな感じです。
事業主が毎月中退共に設定した掛金(2000~30000円)を支払う
→従業員が退職する
→事業主が中退共に報告し、退職金の請求書を事業主に送付する
→事業主から退職者に請求書を渡す
→退職者が請求書を中退共に送付する
→中退共が退職者に振り込む
僕は退職金って会社からもらえるものと思ってたから、最初請求書渡されて
??ってなったんですが、上記の制度も結構よくできてます。
中退共のメリットですが、
○税金がかからない
※給料から現金で積み立てる場合は、所得税がかかってしまう。②の養老保険だと1/2が課税対象です。
○国が掛け金を一部負担してくれる
※退職金シミュレータっていうのがあって面白いのでやってみたらわかりやすいです。
例えば12000円の掛金固定で22才から6年かけた場合で算出してみると、
合計804000円の掛金で、884520円の退職金額になります。
それでは(^^)/