こんにちは。先日起こった大阪北部地震の際に、箕面市在住の僕に実際に起こった事と、そこから学んだ事をお伝えしようと思います。
※幸い僕の周辺で深刻な被害にあった方のお話はなかったので、暗い内容の記事ではありません。
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朝8時ごろ:地震発生
震度6前後というところでびっくりするぐらい揺れましたが、僕の部屋では紙袋がいくつかひっくり返っただけでした。
近所の友人から聞いた話では「本棚がひっくり返っていた。タイミングによっては下敷きになっていた。」と話していました。
僕は自分の部屋に背の高い家具を置かないというコンセプトを持っていますので、本棚も腰高ぐらいで、倒れてくるものは1つもなく、天井のLEDが落ちてくる以外の可能性はありません。
防災対策という点で背の高い家具を置かないという考えは良かったんだなと痛感しました。
※意図したわけではなく、部屋を広く感じる為に行っていただけですが。
朝8時30分ごろ:外に出てみる
何度か余震があった後、外に出てみました。僕の家からほど近い小学校では、登校中の地震という事で、家族に迎えに来てもらって一緒に帰宅させる段取りをしていたようで、帰っていく親子連れと多数すれ違いました。
場所がらもありますが、校内アナウンスで、「地震があったので帰宅させている」という事をスピーカーで流していて、そのボリュームがとても大きかった為、50mは離れた場所でも状況が伝わり、学校に近づいただけで情報を受け取れるようになっていたのが個人的に良いシステムだと感じました。
別の小学校勤務の友人に聞くと、あの時間帯での災害だと、職員も出勤してたりしてなかったり、子供も登校中だったり学校の中にいたりして、「人の所在の把握が困難」な時間だったので、そういった情報伝達は有効だなと思いました。
朝9時ごろ:スターバックスに行ってみる
近所のスターバックス(7時開店)に行ってみると、お店は電気ついているけどCLOSEの札が出ていました。
ネットで調べてみても、スターバックスの閉まっていたお店の情報は一切ありませんでした。
昼ごろ:コスパ箕面が営業しているのか調べてみる
ネットで調べてみてもコスパ箕面単店での情報発信は特になく、googleマイビジネスに「今日は営業していますか?」という書き込みに対して、別の方が「行ってみたらCLOSEになっていました」と返事があり、閉まっている事がわかりました。
夕方4時ごろ:断水情報がまわってくる
友人から、「今前外院自治会の会長が来て、18時から箕面市全域は完全断水になるから、拡散して欲しい」という内容が親から来たという連絡がありました。
なんだか怪しいなと思い調べると、以下の事がわかりました。
- 「今前外院自治会」という名前は発見できず
- 断水情報も箕面市全域ではなく一部
- 18時からも実際には21時以降
箕面市市民安全ツイッターでもこういう情報が出ていました。
箕面市内の全域で断水という情報が広まっていますが、これは誤りですので、拡散はやめてください。一部断水の予定はありますが、断水する地域と時間については、今後改めてお知らせします。 https://t.co/KgzwVGPSPZ
— 箕面市市民安全ツイッター (@Minoh_Anzen) 2018年6月18日
ひどいタイミングで嘘つくを人もいるんだなと思いましたが、僕はこの嘘のおかげでこの情報を手にしました。
今さらながらですがTwitterユーザーの箕面市民の皆さま
箕面市の災害情報で、最も早く正確なのは、箕面市市民安全ツイッター( @Minoh_Anzen )と、タッキー816みのおFM( @tackey816 )の2つです。いずれか(または両方)をフォローいただくのが確実です。
※2つある理由と仕組みは次ツイートにて— 倉田哲郎 (@KurataTetsuro) 2018年6月18日
※この倉田さんは箕面市長です。
この「最も早くて正確な情報はtwitterです」はちょっとびっくりしましたΣ(・□・;)
実際に北大阪急行の運転状況や、断水の詳細、給水拠点情報、学校の有無、ブルーシートの貸し出し、ゴミの回収等多くの情報を詳細に出しており、HPの更新やTVのニュース等より確実に早かったです。
恐らくTwitterの災害時に活躍できる点は
- 「通知」が来ること(HPが更新されても普通は来ない)
- HPより簡単に更新できる
- 誰でも更新できる
という点だと思います。職員のうちの知識を持った特定の誰かだけが更新できるのではなく、アカウント情報を持っていれば誰でも更新できるようになっているのでしょう。
「だから早いにつながる」という事は今回の地震で勉強になりました。
スターバックスもコスパも、お店のHP等はブランディングの都合で存在しなかったりしても、こういう時の営業情報はTwitter等のツールで発信すべきと思いました。
もしかしたら次の災害の時はTwitterがその立場にないかもしれませんが、
災害時はどこから正確で速い情報が出るのかを把握する事が最重要だ
という事を現地民として記事を読んで頂いた方に伝えて、役に立てばいいなと思いました。