サッカー日本代表を強くする為の勉強~その5~欧州遠征の所感と議論すべきこと

こんにちは!
先日の欧州遠征の強化試合2戦がありましたね!対戦相手はFIFAランク2位のブラジルと5位のベルギーという現在世界最高レベルの注目の試合でした。
結果はどちらも敗戦でした。
実際に試合もTV観戦し、ニュースサイトや批評なども色々みたうえで感じたことを書いていきたいと思います。
 
 

日本代表には攻撃面の戦術がない!?

日本代表には攻撃面の戦術がなくてびっくり!?
elementus / Pixabay

 

直近6試合(オーストラリア・サウジアラビア・NZ・ハイチ・ブラジル・ベルギー)を見直してみると全ての試合で4-1-2-3で戦っていました。

 

守備のプレス方法をどんどん浸透させていっているんだと思いますが、格上と格下どちらにも同じフォーメーションをとっています。

※試合の中で4-1-2-3から4-3-3や4-2-3-1になっている場面はもちろんありましたが・・・
 
 
サッカーでは守備は攻撃よりも難しく、練度がモノを言う要素です。

 

「まず守備から」をコンセプトにしている日本代表ですが、格上・格下両方に共通フォーメーションで臨んでしまうと、練度はあがるかもしれませんが、攻めなければいけないシーンに取る戦略の存在を感じられません
 
 
実際にブラジル戦の試合後に井手口選手のコメントでも、不慣れなトップ下でプレーし、(攻撃面で)自分がどのプレーを選択すればいいのかわからなかったというような事も言っておりましたので、監督から細かい攻撃時の指示を受けていないことが見受けられました。

 

他の選手のコメントでも、マルセロの後ろを狙っていくのがはまりましたみたいなコメントもなかったし、鋭い分析で人気のYouTuberであるLeo the footballさんも同様の事をブラジル戦後に話しておりました。

「まず守備から」が世界と戦う為に有効であることはリアクションサッカーで有名なモウリーニョ監督の成功例を見ていると否定できませんが、攻撃する方法がない点はモウリーニョ監督とはっきり異なります。
 
 
ブラジル戦のように試合開始早々に格上に先制されてしまった場合に、「まず守備から」は言ってられません。

 

あれはPKを与えてしまった事が原因ですが、そうでなくてもサッカーにはアクシデント的にゴールされる事も十分にありますので攻撃のオプションが重要でしょう。

今回の欧州遠征で感じたことは、戦略どおりの連動したプレスで必然的に守備で相手を困らせるシーンは見られたが、偶然以外の攻撃で相手を苦しめるシーンは見られなかったです!

 

メンバー批評じゃなく、フォーメーション議論をしてみよう

フォーメーションの議論をしよう
Free-Photos / Pixabay

今回の欧州遠征で岡崎・本田・香川を招集外にすることが大きな議論となっていて、終わった後にこれら3選手を招集すべきとか、試合に出ていた久保や浅野を批判しているようなコメントを多く見ます。

 

誰を起用すべきかはもちろん重要ですが、それ以上に根本的な問題として、
 
 
日本代表1トップでいいの??
 
 
が僕はずっと気になっています。

 

なまじ大迫が良いプレーを見せるが故に1トップ大迫にくさび入れてなんとかするのが攻撃の唯一の選択肢な気がします。

 

ところが日本代表のフォワードの顔ぶれを見ると、岡崎・武藤・大迫・久保はいずれも2トップこそが最も力を発揮する選手ばかりです。

 

色んな試合で色んなメンバーを呼んで「試す」と言いながら4-2–3-1の1択のフォーメーションを使い続ける戦術についてもみなさん批評すべきじゃないかなと感じます。

 

例えばこんなフォーメーション45分ぐらいやってみても良かったんじゃないかと思います。
日本代表試してほしいフォーメーション
これがうまくいくかはわかりませんが、小林以外の全ての選手が守備的選手なのに、攻撃もできそうな気がしません?

 

長谷部のスイーパーみたくないですか?

 

3トップの右が務まる人材いないならもう置かなければいいんじゃないですか?

 

全員で守備ブロックをコンパクトにつくり、実際に唯一海外組の最前線で戦い続けることができている両サイド2人にスタミナ面で無理させるフォーメーションが日本向きな戦略な気がしません?
 
 
いいやこんなの違うよと言われてもいいんです。むしろどんどん言ってください!
 
 
フォーメーションの議論は選手起用の議論よりも確実にサッカーIQを高める議論になるはずです。

 

フォーメーションの議論だと、この位置のこの選手がこうはまってうんぬん~、じゃあこうなるんじゃない?と議論すればするほど深まっていくでしょう。

 

一方選手の議論だと、この選手がうまい!はやい!ヘタ!何も生まれそうにないんですよね。。

 

もちろんフォーメーションを実現する為にこの選手がいいんだという感じでフォーメーションの後に選手の議論があるのですが、周りを見るとフォーメーションすっとばしてる印象を受けてしまいます。
 

まとめ

世界と戦う為に必要なのは選手の個の力だけではありません。

 

賢さで個の力をカバーすることも重要だと思います。

 

守備は個の力でしょうか?サッカーに詳しい人ならば全体の連動と答える人がほとんどではないでしょうか?

 

皆さんが賢くなる為に必要なのは選手起用<フォーメーションの議論じゃないかという僕の意見を今回の記事でお伝えしたいと思います。

それでは(^^)/

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